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SHEENA & THE ROKKETS 「Happy 30th Anniversary」「Makoto Ayukawa Happy 60th」 Special
2008.07.14
サウンドストリート
1981年頃、NHK FM渋谷陽一の「サウンドストリート」に鮎川誠が出演した。
単独で、それも番組全部鮎川特集で。
渋谷陽一は学生時代からNHK AMの「若いこだま」で三大ギタリストやウッドストック関連のバンドやブリティッシュロックやヘビメタを世に紹介していた。
だから、番組中日本のロックをなかなか取り上げなかった。山本恭司バウワウあたりから徐々に日本のロックに目を向けはじめた。RC以降は、佐野元春、尾崎豊、モッズ、ルースターズなど番組で取り上げるようになった。
渋谷のこだわりで選ばれた日本のロックだけが番組で紹介されていた。
となると、この企画、単独のアーティストをゲストに呼び、渋谷の番組全部を使うのは異例ともいえる。清志郎で同じような企画があったが、あとは記憶にない。
鮎川誠と渋谷陽一の対談
番組は鮎川と渋谷の対談形式で進行し、鮎川の好きな曲をかけて、鮎川の話を聞いて、鮎川ワールドを探る、そういう企画だった。
年齢的には鮎川が渋谷より少し先輩だが、渋谷は東京弁の生意気でインテリジェントなトーク。番組はどんどん盛り上がっていった。
鮎川誠と渋谷陽一の対談
番組は鮎川と渋谷の対談形式で進行し、鮎川の好きな曲をかけて、鮎川の話を聞いて、鮎川ワールドを探る、そういう企画だった。
年齢的には鮎川が渋谷より少し先輩だが、渋谷は東京弁の生意気でインテリジェントなトーク。番組はどんどん盛り上がっていった。
1.
SATISFACTION
いわずと知れたストーンズのナンバーだが、シナロケのカバーをかけた。鮎川の長い長いギターソロ。ロングバージョンで
「気持ちよかった?」
と渋谷が聞くと、素直に
「気持ちよかった」
と鮎川答える。鮎川はいつも自然体。いつもの口調で、いつもの博多弁。
怒ったり、暴走するイメージがない。なんか鑑真和尚のように平常心である。
2.
19TH NERVOUS BREAKDOWN
言わずと知れたストーンズのナンバー。こちらは演奏もストーンズ。
鮎川はキース・リチャーズが音楽の先生と明言。
鮎川がエレクトリック・ギターのことを電気ギターというと、渋谷にバカウケしていた。
「10月17日に日比谷野音でライブします」
と番組中ライブ告知も忘れていない。
3.
SHE DOES IT RIGHT
ロックが商業化されてかざり物が多くなった。鮎川がうんざりしていたときにドクターフィールグッドを聞いて「これだ」と思ったそうだ。
ウイルコ・ジョンソンのギター、キレがいいです。
個人的にドクターフィールグッドをまとめて聞きたくなったのでネットで検索。パンクロックでしらべていたら、パブロックに分類されていた。
とにかく2008年5月にドクターフィールグッドのベスト2枚組購入した。
4.
YOU'RE GONNA KILL THAT GIRL
博多に信望者の多いラモーンズのナンバー。鮎川冷静でドクターフールグッドとラモーンズについて
「どっちも一つしか弾ききらん」
とバッサリ。シンプルなコードストロークの曲ばっかだけど、どちらも大好き。ということらしい。
水戸華之介のラモッズというユニットもあったな。
gonna = going to、むずかしい単語だけどロックではよくつかわれる。ZEPPの"BABE I'M GONNA LEAVE YOU"とかあった。
佐々木THE HUNDREDSも歌詞にgonnaを使っていた。
5.
YOU GOTTA LOOSE
リチャード・ヘルのナンバー。
リチャード地獄、仮面ライダーの地獄大使、ヒートウェイヴの渡辺地獄(b)。
1966年、鮎川18歳のときにはじめてギターをにぎったとのこと。
指が長いということでバンドに誘われる。
それまでは、勉強していたそうだ。久留米の一番いい公立校から九州大学に入学している。
以下こんな感じでトークが展開する。
鮎川「ギターが大好き」
渋谷「ギター以外は考えられなかったの?」
鮎川「オートバイとかも好きやった」
(ナイスボケです)
渋谷「はははは、じゃなくて楽器のこと」
鮎川「ああ、ベースとかも好きやった」
鮎川はクラプトンやベックが大好きで、ヤードバーズの「幻の10年」を聞いたときはショックを受けたと語っている。
それから、シンプルなロックが好きになり、ギター弾くこと自体より、曲が一番大事と思うようになったそうだ。
曲が一番大事、奥深い言葉です。
渋谷「ハードロックはリフが先行すること多いよね」
鮎川「リフは大事やけど、それは人それぞれ」
gotta = have got to、これまた難しい。
6.
NEW VALUES
「とにかく"RAW POWER"を聞いたときは、たまげた」
イギー・ポップ大好き発言。
そういえば「真空パック」にも「オマエガホシイ」が入ってる。
アルバム"NEW VALUES"のプロデューサーは"RAW POWER"時代のギタリストジェームズ・ウイリアムソン。
鮎川「このアルバムのギターはスコット・サーストンになっとうけど、ジェームズ・ウイリアムソン的ギターが聞ける。でもジェームズ・ウイリアムソンが弾きようかもしれんけど、そこらへんはよう分からん」
と素直なコメント。
渋谷「家ではアコースティックギターを弾いたりするの」
鮎川「基本的にアコースティックギターは、よう弾ききらん。たしかに、キース・リチャーズなんかがアコースティックギターをジャランと弾くのを見たらカッコいいと思うけど」
70年代音楽雑誌「ミュージックライフ」に掲載されたイギー・ポップの写真は、上半身裸で血だらけ。アブドーラ・ザ・ブッチャーとかわらない感じだった。
デビッド・ボーイとやりはじめて、アーティスティック感がでた。
個人的に、元気にてっしい村チェーンをハシゴしていた頃は、イギー・ポップ"SOLDIER"の"LOCOMOSQUIT"とか"I SNOB YOU"を聞いていた。
7.
CHELSEA
鮎川と渋谷はエルビス・コステロのコンサート会場ではじめて会ったそうだ。
“CHELSEA”はコステロの曲の中でも特にカッティングがイカしたナンバー。
オルガンがフワーっとかぶさるところもいい。
ロケッツにも野島健太郎というキーボードがいた。
8.
KRAZY KOOL KAT
ラストはロケッツのこのナンバー。
クールでタイトなイントロ。
スゴイ。音へのこだわりはプログレッシブ・ロックなみ。
この曲は、別のアルバムにも収録されているので、結構お気に入りのナンバーだと思う。
スペルはあそび心でCをKに変えたのか。
シナロケの「サウンドストリート」デビュー
渋谷陽一によってはじめて紹介されたシナロケの曲は、私の記憶ではファーストから
"I LOVE YOU"
1980年だったと記憶している。
「サウンドストリート」の日本のロック特集でかかった。
他に、フリクション、ミスターカイトなど東京ロッカーズ組。
東京ロッカーズとからめてシナロケを紹介するとは、ちょっと雑だなと思ったが
番組冒頭、一発目にシーナの声で
"I LOVE YOU"
とはじまったのでよしとしよう。
この曲は、起承転結と構成がすっきりしててとても気持ちのいい曲です。
ビートロック少年はこの曲のコピーからはじめるといい。
ロックの基本が身につく。
毛色変わって、長沢ヒロのバンドヒーローもかかった。長沢は後にアニメ「鉄人28号」のテーマもてがけた。
「テツジン ニジュウハッチ ゴーウ」
すごくかっこいい曲だった。
ソロの鮎川
ソロでやってた頃の鮎川が印象深い。福岡が熱かった頃、鮎川はソロでやってた。野島健太郎がいた。
"GET IT ON BABY"
よく一人で「ゲリロン、ゲリロン、ベベー、ゲリゲリゲリゲリ、ベベー…」と口ずさんでいた。
"I'M FLASH"
"FLASH"でストーンズ大好き人間ということが分かる。
ポップなナブソング"I LOVE YOU"をやり、テクノをへて、ちょっとサンハウス時代をルネッサーンスした観がある。
FM福岡でロケッツライブの様子を2週にわたってオンエア。懐かしい。
"CREAM IN MY JEANS"
なんかちょっとセンセーショナル。湿った感がBBAの"SWEET SWEET SURRENDER"(ライブテイク)を思い出す。
"VINTAGE VIOLENCE"
スローで味のあるナンバーだった。個人的に青春?の時代だったので思い出が重なる。ハートがレモンづけになってキュンとする。
最後になりましたが、シナロケ30周年おめでとうございます。
益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
(了)
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