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コラム


"2000年代"リスト


2007.04.23
ゴキゲンなRADIO!

ゴキゲンなRADIO!


 はじめに
     80年代中ごろ、CDはあったLPもあった。シナロケやモッズやルースターズのアルバムはLPでもっている。
     70年代の終わりころ、シナロケメンバーがビニールで真空パックになった、モノホンの“真空パック”を買った。賛否両論あるけど細野晴臣のカラーもなかなかいい。“ユーメイドリーム”が航空会社のCFに使われてた。この曲はカラオケにも入ってる。英語の“You May”と日本語の“夢”が、かけてあって面白いネーミング。買い物でYou Meタウンに行くたび、コンセプト似てる名前だけどシナロケの方がずっと早いぞ、となぜか自慢げになる。
     テレビでモッズのCFが流れてた。マクセルカセットのコマーシャル。土屋昌巳のカラーも好きだった。音がドカンとクリアーで。レコードプレーヤーもってなくてモッズのLP買ってから半年くらい、ジャケットを眺めていたことがある。ダチがなかなかカセットテープに録音してくれなくて。
     ニュールンベルグからDISにかけて、ルースターズは、かなりキテたというかイってた。ベルリンのルー・リードみたいに原色でクール。大江慎也フラフラ踊りながら歌ってた。両手をゆるく広げて手の平は下向き。手の平の上下でアクセントを取ってた。ヒザと腰でもうねるリズムをとっていた。
     そんでラジオのスイッチを入れると、渋谷陽一が「日本のロック年間ベストテン」とかやってて、尾崎豊、吉川晃司、小山卓司がランクイン。当時の三羽ガラスというか御三家。佐野元春、爆風スランプとかと一緒に、モッズの“TEENAGE BLUE”とかルースターズの“ニュルンベルグでささやいて”がオンエア。マジ福岡のロックは日本のロック界に君臨してた。FMラジオはゴキゲンだった。



 ブラスロック
     60年代後半、ザ・ラジオという感じのドデカいラジオで深夜番組を聴いていた。木製の箱に入ってて、大きなガラス製の真空管が何本かささっていた。トランジスタラジオではなく、どちらかというと戦争映画に出てくる無愛想なラジオに近い感じだった。
     糸居五郎とかいた。カクカクしたしゃべり方のクールなDJ

    「ゴー、ゴー、ゴー、糸居ゴロー、Goes on!」

     って言ってた。
     60年代後半は、ホーンの入ったブラスロックが流行っていた。シカゴとかBSTとか流れてた。英語のタイトルとか聞いても理解できないので、意味不明のまま「スピニングホイール」とか曲名を覚えていた。で当時のポップスやロックには英語の原題と邦題があった。英語の原題と寸法の合わないやたら派手で扇動的なタイトルの曲も多かった。後のレインボーとかキッスとかジュダスプリーストとか、邦題見てもどの曲か分からんちゅうに。
     洋モノの成人映画も、原題とはほど遠いタイトルになってた。原題がシンプルなHang onだとしても、やたらセンセーショナルな「ハードコア、雌ネコの......」とかになってた。



 GUTS
     ロッキンオンは創刊されていなかった。70年代初頭。ミュージックライフと新譜ジャーナルはあった。新譜ジャーナルには楽譜もついててフォーク好きの人なんかは重宝していたと思う。ミュージックライフは美しい外タレの写真が沢山掲載されていた。表紙や装丁がしっかりしていた。
     あとGUTSという音楽雑誌もあった。これには、ギターやピアノのスコアが載っていて、ギター大好きな少年のハートをキャッチしていたと思う。アルペジオとかスリーフィンガーの基礎講座のようなものもあった。タブ譜とかもあって楽譜が読めなくても、何弦目の何フレットを抑えるようにと書いてあるので、いきなりギターがポローンと弾けて、達成感があった。
     GUTSというバンド名をつけた佐谷光敏がGUTSを見ながらギターの特訓をしていたかどうかは不明。
     当時は、深夜ラジオで新譜を聴いて、エアチェック、そしてレコード店へ。気に入った曲、とくにフォークソングをコピー。たまにGUTSなどでコード確認。



 オールナイトニッポン
     70年代のDJ(ディスクジョッキー)は、それこそカリスマ的人気があった。落合恵子、谷村新司、亀淵昭信。それと、みのもんたも当時はラジオ深夜番組の人だった。

     「ディスク=レコード盤をかけながら、前傾姿勢で、一生懸命しゃべる姿が、競馬の騎手=ジョッキーに似ているので、ディスクジョッキーだ」

     とダチが教えてくれた。ガセビアでないと信じている。洋服を売ってるのがブティック、レコード盤=ディスクをかけて、踊れる場所がディスコティックとも言ってた。

     オールナイトニッホンでは、スタジオライブの特番もあった。デビューしたてのキャロルが番組中えんえんと演奏してた。デビューアルバムの曲をアレンジもそのまんまに演ってた。四半世紀たってもキャロラーは健在。ワイルドウィークエンドがいるぞ。それと松川泰之も。
     チューリップのスタジオライブもあったぞ。「夢中さ君に」とか「魔法の黄色い靴」とか演ってた。オフコースは、まだ超若手。おまけのような感じでスタジオライブに参戦してた。
     80年代に聴いたFM福岡でのキッズ(The Kids)のスタジオライブも臨場感あったなぁ。



 Rock Guitar Method
     ギブソンとかフェンダーはやたら値段が高いので手がでず。それでグレコギターとか、マ比較的手ごろ。とは言っても本体だけで5万円ほどした。ツェッペリン人気なのでグレコのレスポ―ルは売れ線だった。グレコのレスポールは、ボディがちょっと薄めで、他のレスポールモデルより軽かった。持ちやすい。
     それで、グレコのエレキ買うとおまけに「成毛滋のRock Guitar Method」という教則本とカセットテープがついてた。Methodとはどんな意味なのか。聞いたこともないことば。さすが慶応大学出身シャン。

     「ベースピックアップを使って、高音をしぼるとウーマントーンになります」

     とか難しいこといいながら、成毛滋がクリームのサンシャイン・オブ・ユア・ラブのリフをピロピロっと弾いて。カッコいい〜って感じだった。

       「リズム感がでるようにピックは上下上下で弾いて下さい。弾かないときは、空ピックを入れてリズムをキープして下さい」

     と言いながらツェッペリンのイミグラント・ソングをギコギコ弾いて、イカしてた。ブルーザ・ブロディの入場曲ね。空ピックってことばも妙に説得力あったな。成毛滋はロン毛でジミー・ペイジを意識していたと思う。
     成毛滋(G)、高中正義(B)、つのだひろの(Dr)トリオとか信じられないな。
     グレコ以外では、フェルナンデス、ヤマハなんかのエレキがよく売れてたと思う。グヤトーンとかフレッシャーとかいろいろなブランドあったけど、ギブソンとかフェンダーと見まごうばかりの、ロゴがユニーク。フェンダーそっくりやけどFしかおうてへん。という感じ。でもそこがいいんだな。グレコとか今、結構プレミアついてると思う。
     グレコギター買うともう一つ特典があった。名前は分からないけど、フィンガーボードに近いマシンヘッドのところにプラスティックのプレートがついてて、それにCustomとかGlen Campbell Modelとか彫りこんであるんだけど。そのプレートとは別に、自分のイニシャルたとえばSHとかMMとか彫ったのをおまけでくれた。ハガキに住所氏名年齢とイニシャルを書いてグレコ神田商会に送ると、後日イニシャルのプレートが郵送されてきた。



 官能的な歌詞
     映画「ロッカーズ」のDVDを一家団欒のとき、親戚の集まりのとき、観るには勇気がいる。ちょっと過激な部分がある。PTAに怒られそう。自分ひとりで観る分には、過激な部分こそ楽しくて楽しくてしょうがないのだが。小学生と一緒に観てて

     「あのお兄さん(中村俊介)は、マイクの棒をもってなんしよっと?」

     と聞かれた日にゃ、返答に困る。70年代のロックには、そういう、ダークサイドなテーマをつづった歌詞が多い。サンハウスとか。デビュー前のモッズもセンセーショナルな歌詞が多かった。あ、初期のモダンドールズも、それからロキシースパイダーも、爽快なエロティシズムがある。
     そんな歌詞を、自分だけの秘密のようにしてラジオから聴くと、ゴキゲンだったのだ。ティーンエイジ・ドリーム。 



 デトロイトクラッシュ
     Cさんよりモダンドールズやジャンクアートの、CDやDVDを沢山頂いた。毎夜、貯金通帳の残高を見てほくそ笑む感じで楽しんでいる。Cさん感謝しています。

     1970年代後半、NHKFMのサウンドストリートを楽しみに聴いていた。ある日、渋谷陽一がキッスの新譜Destroyer(邦題は地獄の軍団)を発売に先駆けてオンエアしてくれた。1曲目のデトロイトロックシティがドカンとはじまって、エンディングで交通事故の爆音。

     キー、キキー、ドカン、ドッカ〜ン

     と爽快に流れる中、2曲目の、暗黒の帝王がフェードインで、絶妙のメドレーが聞ける。デトロイトで交通事故、デトロイトで車がクラッシュ。
     デトロイトクラッシュというバンド名をつけるとき佐谷光敏の脳裏にキッスの曲が流れていたかは不明。デトロイトといえば、マイケル・デバレスのシルバーヘッドもいたぞ。



 ラジオを聴きながら勉強するのはやめなさい
     プレステとかファミコンとか、まだない頃は、テレコが中高生の人気アイテムだった。3万円ぐらいで買えたろうか。それで深夜番組など聴きながら宿題をすると、怒られていた。

     「ラジオを聴きながら勉強するのはやめなさい」

     ラジオ聴いてると、曲名なんかよく間違えて覚えた。たとえばジミヘンのスター・スパングルド・バナー。邦題は「星条旗よ永遠なれ」。それをずっと

     セイジョキョー エイエン ナーレ
     Say Jokyo Eien Nare

     というなんか変わった英語のタイトルと思っていた。

     ゼニヤッタモンダッタ

       のような感じで。。



 おわりに
     2007年現在、世の中エンタテインメントがいっぱいだ。ラジオやCDのように音だけではなく、映像とかインタラクティブなものも沢山あふれ出している。遊び道具が少ない頃は、ラジオに耳を傾け集中して聴くこと多かった。今じゃ運転中もDVDやテレビが楽しめる。ラジオじゃ物足りない感じもする。
     ライブ会場で自前で取った映像を、パソコンにおとし、DVDに焼いて、ドライブ中に楽しむ事だってできる。
     昔見逃したライブも、お願いして、DVDにしてもらえば、時間をさかのぼって、そのライブを楽しむことができる。好きな時に、何度も。何曲目からでも。
     便利だ、ありがたや。


    (了)




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